無理なく努力して資産1000億円を目指す…

基本は億にも達していないトレーダーの日常。トレードも読書も英語の勉強も、趣味もお洒落もダイエットも、全て無理なく楽しく続けることをモットーにしています。小さな努力も続ければかなり大きな成果に。基本成果を早く出そうとするから皆苦しいのだと思っています。

『マネーショート』という映画をAmazonプライムで観てみた(*‘ω‘ *)

この日記も、書いた日に投稿されることはない。

暇な時にまとめて書いてあるのと、既に書き溜めが沢山あり、どの順に投稿するか悩んでいるからだ。

マネーショートを観たのは、2021年1月13日だ。

この日は一日出かけていて、忙しく、SNSなどはあまりやらなかった。とても良い一日であり、その日の夜にこの映画を観た。

 

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: Prime Video
 

 結論から書くと、是非見てもらいたいし、とても面白い映画だった。

もしかしたら、私がトレーダーだから面白く感じただけなのかも知れないし、出てくる専門用語は全て知っていた。

しかし、この映画はその難しい金融用語をコミカルに紹介してくれるという親切さがあった。紹介の部分はとても面白い。

でも、思うのは、私が(途中長いブランクがあるが)、初めて相場に触れたのは、2008年だった。その当時、空売りと言う言葉は知らなかったので、もしかしたら、ショート(売り)の意味すら分からない人間は結構いるかもしれない。

それでも、この映画なら、事前知識なしで観ることができる。

そして、当時のことを、関係者でなくても学ぶことができるのがいい。

 

内容について書いていきたい。

 

ここ3ヶ月で一番お勧めだ。

以下少しネタバレ(2008年の金融危機の話なので、結論は出ているのだが…)含むので、そういうのが苦手な人は、ここでブログを読むのをやめて頂きたい。

しかし、オタクの場合ネタバレに触れた方が作品を読破した時の満足度が上がるとの統計結果もあることも覚えていて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これの驚くべき点は、2006年前半の好景気の時点で、住宅市場に売りを浴びせようと考えた、変人が実際にいたという点だった。

数年前に、『ウォール街ランダムウォーク』という本を読んだことがあるのだが、その本に、ITバブルの際に、『高すぎる』『バブルだ』と見なして、株式市場を売って大損したファンドがかなりいたそうだ。

今読んでいるケインズやスミス、マルクスに関する本にも、『相場というのは、通常、その変動に耐えられないぐらい逆に行く』という格言があり、特に、空売りは難しい。

難しい理由については、トレードの技術的な話になるので、ここでは避ける。

 

この辺の事情を知っていると、『そのポジ持つのかwww』と凄く面白く見えて、住宅市場を最も好況の時に売ると言う行為が、ただの蛮行にしか見えない。あれは勇気とは言わない。

 

過言だが、私はアベノミクスの初期に、ドル円を売って、偶然中国でのPMIショックやテーパリング遅くなるなどの話が流れ、中国の金利が上がってしまい、多額の利益を出したことがある。

しかし、あれは運だった。

 

そう、この話も私から見たら運だ。

まず、当時のことを知っていると、『もし、こうだったら?』と疑問に思う点が一杯ある。

2007~2008年、原油が上がっていた。結果世界のインフレ率も高かった。俗にいうスタグフレーションだ。

結果、FRBは利上げをしていたのだ。そして、利下げが遅れた。個人的には、この経緯が株式市場の暴落に繋がったと思っている。

詳しく書かれた以下の本をついでに紹介しておく。

 

 この本を読んで、マネーショートを観れば2008年の知識はばっちりだと思う。

 

この映画の個人的に素晴らしかった点は、ポジが中々利益を生まない。この映画の世界では2年近く損失と動かないポジに耐えて保険料を払う羽目になり、ポジについて人に話す度に馬鹿にされるのを、我慢しなければならない。

そういう状況下での投資家の葛藤や、不安、それらが凄くリアリティのある描き方をされていたと思う。

 

私も、現在ショートのポジを持っているが、少し踏み上げを食らっている状態なので、不安だ。一気に落ちる予定だったのに、結構粘っているので、不安だ…(*‘ω‘ *)

 

そうなのだ。空売りに興味持った人間なら知っているが、株式市場にしろ、金融市場はどこもしぶとい。『高すぎる』で売っては絶対にダメなのだ。

高すぎるものは更に上がり、上がった後も慣性みたいなのが働いて高値で止まってしまう。

もし、住宅市場の空売りの為に、CDSを買うなら、持つべきは、2007年7月のBNPパリバショック以降にすべきだったと思うが、恐らく、この時点では十分に上がりすぎていたのかも知れない。実際、これだと遅すぎるのかも知れないが、その方がずっと安全なのだ。

だから、2006年で逆張りで入り、高値で損失に耐えて、莫大な利益を出した主人公たちは本当にカッコよかった(*‘ω‘ *)

 

4人(実際には3人)がCDSを買うことによって住宅市場に売りを浴びせるが、2人は先に利食ってしまい、最後まで残る1人は、リーマンが破綻した後も持ち続けたという凄さ…感激してしまった。

トレードの定石なら、最初の2人が正しい。

 

それでも、アメリカ社会を思うに悲しい一面も。

まず、空売りで成功する者たちとして出てくる主人公クラスの人間たちが、全員白人男性なのだ。

やはり、白人男性に生まれるのが有利だし、白人男性だと、Twitterでよく言われる、太い実家を持っている率も高まるのだなと思った。環境が良かったから努力できたと言われるかも知れない。

それでも、私はTwitterの環境を重んじる派たちが苦手だ。

彼らは日本人中間層~富裕層の富を日本人貧困層に分配することには熱心でも、白人男性の富には手を付けない、典型的な名誉白人だからだ。

 

そして、個人投資家の一人が、ジャーナリストの友達と話す時、『まだ実家で暮らしているのか?』と馬鹿にされるシーンがある。

ここには白人男性のホモソを感じ取った。

実家暮らしの賛否に興味はないが、そういう態度は取らない方が、全ての人間が幸せに生きられるようになる。

この手の馬鹿にされた男性が、女性に対して、『男性も大変なんだ』と突撃する例はネット内でいくらでもあるが、ジャーナリストの男性みたいな、ホモソで上手くやっているクズにそういうことは言ってもらいたい。所詮は男性が作った社会だ。

 

この映画に出てきた言葉には、共感できるものもあった。

 

正確にはもう覚えていないが、『人は、信頼できる人の言葉を信じて、結果や事実で人を判断しない。聞きたい言葉を聞く。』

これは、一見すると、バブルに気づかなかった金融機関に向けられている様にも見えるが、凄く強情な態度でショートをした主人公のHFに投資していた投資家に向けられていると思う。演出からしたらそうだ。

主人公は、400%以上の利益を出したが、その出す過程で投資家から信頼されることはなかった。結果を出しても、恐らくは、信頼が回復できたわけではなかったのだろう。

人間は、自分の好きな人の素晴らしい結果なら喜ぶが、昨日まで批判して、好きではなかった人の成功は喜ばない。それも、この映画が表したことではないだろうか。

 

とにかく、とても面白い映画だった。

 

原作の本がある。

 

 こっちは未読なのだが、もう映画観たから読む気は今一しない。

2016年に映画化されたのだが、2016年は、ポンドが主に下落して、世界の株式市場も不安定だった年だ。

そんな年に映画になったこの本、そして、コロナ禍で株式市場が不安定になるかも知れないこの時期に、Amazonプライム特典になったマネーショート。

 

世界経済の破綻の前奏曲になるのだろうか(*‘ω‘ *)